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大森賢治氏が冷却原子方式に挑む【超電導の実現へ向けて新しい方式を提案】

東大

はじめに

本稿は2023年9月13日の日経新聞に掲載された記事を骨子として、
著者であるコウジ独自の関心に従い追記した内容となっています。

量子コンピュータの実現へ

量子コンピューターの実現に向けて 各国が独自の技術を競い合う中で、
単一原子 に着目した 原子冷却方式と呼ばれる 方式に
日本の技術者が挑戦しています。アメリカの学会で
成果を発表したところ 反響著ししく、
新たな成果が期待されています。

米ロードアイランド州のサルベレジーナ大学で
開かれた量子制限に関する研究会で、
日本人の大森賢司さんが議長を務めました。

この合同研究かは 90年以上の歴史を持ち
特にジョン・マスティース米カリフォルニア 大学教授 ら
著名な学者が参加していることで有名です。

今回160人の規模で会議が開かれています
大森さんらが手がける冷却原子方式の量子コンピューターは
実用化で先行する超電導方式、光方式に続く
第3の量子コンピューターと呼ばれています。

マティニス教授も絶賛

昨年8月に 大森教授らが開発した 研究成果を マティニス教授は
主に評価しています。 計算速度を上げるためにゲート操作時の
原子間の距離を十分に近づける事が必要なのに対して
超高速のパルスレーザーを照射するという
独自の方式で実現した結果です。

操作スピードは従来方式に比べ2桁早くなり
Google が超電動方式で2020年に発表した記録を
しのいでいます。

どこにメリットがあるか

第1のメリットとしては現在主流となってる超伝導方式の
量子コンピューターと異なり冷却器が不要という点です。
装置が必要で稼動できるということが大きな特徴です。
新しい方式では大規模化が難しく好ましい量子状態が
長時間維持できるという所が大きな特徴です。

また大規模化が容易で量子状態を長時間維持できる
特徴があります。ただし計算する時の冷凍操作に
時間がかかることが大きな問題点でした。

卓越したアイディア

2010年頃に大森教授が各界で評価を受けた内容は「通常のコンピューターのように電荷で情報を担う」のではなくて波動関数が情報の担い手として活躍する仕組みです!!

超高速の分子コンピューターと呼ばれます。分子にアト秒間隔で2つのレーザーパルスを与え反応を見ます。1アト秒とは100京分の1秒、一秒間に地球を7周半の距離を進む光がやっと0.3 nm 進めるくらいの非常に短い時間です。その感覚で情報を与える仕組みが波動関数に影響を与えます。

その他の量子コンピュータ

前日した光学方式は技術として先行しており研究成果が多数あります。
また理科学研究所で導入しているような量子ビット方式のコンピューターは
マイナス百ケルビン以下に冷却する必要があり 計算組織を
適切な状態に維持することはとても難しいです。

また計算時間の 十分な 確保も大きな課題です。

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nowkouji226@gmail.com

2023/09/13‗初稿投稿

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