に投稿 — コメントを残す

ロジャー・ペンローズ
【ブラックホールにおける特異性を示しノーベル賞を受賞】-10/19改訂

こんにちはコウジです。

半年ごとの記事見直しです。
では、ご覧ください。内容を整理し、
主にリンクを見直しました。
現時点での英訳も考えています。
(以下原稿です)

皇帝の新しい心
【スポンサーリンク】
【1931年8月8日生まれ ~ (ご存命中)】

【出典:Wikimedia Commons‗Roger Penrose】

 芸術家肌のペンローズ

その名はロジャー・ペンローズ
;Sir Roger Penrose OM FRS。
英国の物理学者ですが、

2025年9月時点で94歳。まだご存命

の方なので簡単に取り上げたい

と思います。有名人のブライアンとは

少し系統が違う気がするのです。


(芸能系ではない純理論の学者さんです。

ムツゴロウさんとも雰囲気が違いますね)

ロジャー・ペンローズは精神科医にして遺伝学者の父を持ち、
父方母方共に沢山の学者、芸術家がいる家庭に生まれました。
ロジャー自身も学者としてケンブリッジに進みます。

1994年にはナイトに叙せられています。また、
ホーキングと共にブラックホールにおける特異点を示し、
後に2020年のノーベル賞を受賞します。

ペンローズと「意識の量子論」

私がペンローズの研究業績で気になっているのは、
ブラックホールや幾何学だけではありません。
「意識とは何か」という問題に量子力学を持ち込んだ議論です。

ペンローズは著書『皇帝の新しい心』などで、
人間の意識や数学的な理解には、通常のコンピューターによる
アルゴリズムでは説明しきれない部分があるのではないかと考えました。
その議論から、量子力学における状態の収縮、さらに重力が関係する
「客観的収縮(objective reduction)」という考え方へ進んでいきます。

ここで重要なのは、
「脳の中でも量子力学が働いている」という一般論と、
「量子状態の収縮が意識の本質である」というペンローズの仮説を
分けて考えることです。
前者は物質を記述する基本理論としての量子力学の話ですが、
後者は現在の標準的な量子力学だけから自動的に導かれる結論ではありません。

さらにペンローズは、麻酔科医のスチュアート・ハメロフとの共同研究で、
神経細胞内部の微小管(microtubules)を量子状態の舞台として考える
方向へ議論を進めています。
量子状態の重ね合わせが重力によって客観的に収縮し、
それが意識の基本的な出来事に対応する、という考え方です。

この仮説には現在も議論があります。
特に、脳のような温かく複雑な環境で量子状態がどの程度の時間維持できるのか、
また、その量子過程が本当に意識の成立に結び付くのかという問題があります。
この点については、量子意識を扱う研究の中でもペンローズとハメロフのモデルは
非常に大胆な仮説として位置付けられており、実証された理論として扱うことはできません。

私自身が感じた「違和感」も、ここにあります。
脳内の物質現象を量子力学で記述できることと、
量子状態の収縮を意識そのものの原因と考えることの間には、
まだ一段階、大きな論理があります。

その一段階をどのように埋めるのか。
そこまで系統的に読み進めて初めて、
私の感じている違和感が本当の問題なのか、
それとも単に私の理解が追いついていないだけなのかが分かるのでしょう。

そう考えると、ペンローズの議論は非常に興味深い研究テーマです。
確立した物理理論として紹介するのではなく、
「物理学は意識をどこまで説明できるのか」という未解決問題を
考えるための一つの大胆な仮説として読んでみたいと思います。 

ペンローズの芸術的感性と独創性

ロジャー・ペンローズは、理論物理学者でありながら
「芸術家肌」と評されることが多い人物です。
その理由の一つが、彼の研究に見られる強い幾何学的直観です。

特に有名なのが、ペンローズ・タイルと呼ばれる図形構造です。
これは規則的でありながら周期性を持たない不思議なパターンで、
数学・物理・芸術の境界を越えて大きな影響を与えました。

また、彼の研究スタイルは「既存の枠組みにとらわれない」こと
でも知られています。ブラックホールの特異点定理においても、
スティーヴン・ホーキングと協力しながら、
時空の幾何学的性質から問題を解き明かしました。

このようにペンローズの思考は、幾何学的直観/物理理論/哲学的問い

を横断する特徴を持っています。そのため、意識の問題に対する
アプローチも、単なる物理学の枠を超えたものになっているのです。


ペンローズの議論は、物理学だけでなく「意識とは何か」
という哲学的問題にも踏み込んでいる点で特異な位置を占めています。

 ペンローズの研究業績

研究業績で気になってしまうのは認識に関する仮説に関してです。
脳内での活動については個人的に昔から気になっている部分
ではあるのですが、ロジャー・ベンローズの話の展開に、
ほんの少しの違和感を覚えるのです。

ロジャーの主張は著書:皇帝の新しい心_で示されているのそうですが脳内の情報処理には量子力学が関わる。即ちユニタリー発展(U)と波束の収束(R)が含まれている仮定のもとに、ペンローズは、量子力学における「波束の収束(R)」が現在の理論では十分に説明されていない点に着目し、この未解決問題こそが意識の本質に関わるのではないかと主張しています。

無論、脳内の活動は大きさスケールで考えた時に量子力学の対象となると思えます。脳内の伝達物質の一つは情報を与える電子であったりするからです。

その系統の話をきちんと読み通してはじめて分かる話なのか、
考え落としを含んでいる危うい話なのか、失礼ながら
気になってしまうのです。

関連する物理学者(前後の流れ)

◀ 前の人物:
アインシュタイン
▶ 次の人物:
S・W・ホーキング

この分野の物理学者(一般相対性理論・ブラックホール・量子論)

アインシュタイン、
ロジャー・ペンローズ、
S・W・ホーキング、
フォン・ノイマン

アインシュタインが一般相対性理論を築き、
ペンローズがその数学的構造からブラックホール形成と特異点の問題を追究し、
ホーキングとの共同研究によって特異点定理へと展開していきます。
一方、量子力学の数学的基礎という観点では、
フォン・ノイマン
の仕事も、状態の収縮という問題を考える上で重要な背景になります。

〆

【スポンサーリンク】

以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。

nowkouji226@gmail.com

2021/07/02_初回投稿
2026/10/21_改定投稿

サイトTOPへ
舞台別のご紹介へ
時代別(順)のご紹介
イギリスのご紹介へ
ケンブリッジのご紹介へ
力学関係のご紹介へ

量子力学関係へ
AIでの考察(参考)

【このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています】

(2021年11月時点での対応英訳)

Artist skin pen rose

Its name is Roger Penrose OM FRS.

He’s a British physicist, but he’s still alive, so I’d like to take a quick look. He feels a little different from the celebrity Brian.

(I’m a non-entertainment scholar of pure theory. The atmosphere is different from that of Mr. Mutsugoro.)

Roger Penrose was born into a family with a psychiatrist and geneticist father, and many scholars and artists on both his paternal and maternal sides. Roger himself goes to Cambridge. He, along with Hawking, showed his singularity in black holes and later won the 2020 Nobel Prize. The reason for his award was his appreciation for the relationship between black holes and relativity.

Penrose research achievements

What is worrisome about his research achievements is the cognitive hypothesis. I’ve always been concerned about activities in the brain, but I feel a little uncomfortable with the development of Roger Ben Rhodes’ story. The claim is shown in Roger’s book: The Emperor’s New Heart, but quantum mechanics is involved in information processing in the brain. That is, under the assumption that unitary development (U) and wave packet convergence (R) are included, we are proceeding from the standpoint that there is a lack of discussion on one R. I’m rude and worried whether it’s a story that can only be understood by reading through the story of that system properly, or a dangerous story that includes oversight. I would like to confirm whether the “uncomfortable feeling” I use in this article is a genuine uncomfortable feeling or a discomfort of having a hard time moving. In that sense, it’s very interesting.

〆