2026年10月14日2026年10月11日に投稿 投稿者 元)新人監督 — コメントを残すマレー・ゲルマン__【クォークの名付け親、ファインマンの論敵】-10/14改訂 こんにちはコウジです。半年ごとの記事見直しです。 では、ご覧ください。内容を整理し、 主にリンクを見直しました。 現時点での英訳も考えています。 (以下原稿です)物理学がわかる本 【スポンサーリンク】 【1929年9月15日 ~ 2019年5月24日】 【引用:Wikimedia Commons“Murray Gell-Mann”】 ニューヨーク生まれのゲルマンゲルマンは米ニューヨーク生まれの理論家です。 素粒子論の世界でノーベル賞を受けています。ゲルマンの名を本来はゲル-マンと書きますが、 【Gell-Mannと書きますが、】本稿ではゲルマンとしています。 記述が楽で、読みやすいからです。ゲルマンはイェール大で学士号を受け、MITで博士号を受けました。 その後、プリンストン高等研究所、コロンビア大、シカゴ大、 カリフォルニア工科大で研究を続けます。サンタフェ研究所の設立者 の一人でもあります。ゲルマンの研究実績としてはクォークの提唱 が大きかったですね。加速器の開発後には様々な粒子が 未整理のまま次々と発見され、それらの関係と性質は 未解決な部分が残るままに、問題が蓄積されていきます。そして、ゲルマンは1961年に「八重性」(Eightfold Way)と呼ばれる理論を提唱し、 これはハドロンの分類に関する理論です。この理論は、粒子群の対称性を利用して、 それぞれの粒子がどのように関係しているかを説明するもので、 クォークモデルの基盤としても機能しました。この八重道理論は、 後にクォークの存在を予測する重要なステップとなり、強い相互作用に関する理解を深めました。それらを整理・理解する手段がクォークだと言えます。 ゲルマンの理解体系では対象性が使われていて、 ストレンジネスやカラーといった概念で素粒子が理解されていきます。 秩序ある奥深い理論だと思います。■ クォークという発想の革新性マレー・ゲルマンの最大の功績は、「クォーク」という概念の導入にあります。当時、加速器の発展により多数のハドロンが発見され、それらは“粒子の動物園(particle zoo)”と呼ばれるほど混沌としていました。この状況に対しゲルマンは、対称性(SU(3))/ 保存量(ストレンジネスなど)を手がかりに粒子を整理し、その背後により基本的な構成要素=クォークを想定しました。👉これは単なる分類ではなく、「見えない構造を仮定して現象を統一する」理論物理の典型例です。■ サンタフェ研究所と複雑系への関心ゲルマンの興味は素粒子論にとどまりません。彼はサンタフェ研究所の設立にも関わり、 複雑系科学の発展にも貢献しました。複雑系とは、生物進化/経済システム/社会構造など、 多数の要素が相互作用することで生まれる現象を扱う分野です。👉つまりゲルマンは「最小単位(クォーク)」と「巨大系(複雑系)」の両極 を見ていた科学者とも言えます。ゲルマンとファインマンゲルマンの研究を理解するうえで重要なのは、粒子の反応そのものというよりも、 増え続けた素粒子を対称性によって整理し、その背後にある構造を見抜こうとしたことでしょう。加速器の発展によって、1950年代には多数のハドロンが発見され、いわゆる「粒子の動物園」 と呼ばれる状況になっていました。ゲルマンは、こうした粒子を個別に眺めるのではなく、 西島和彦らによって導入されたストレンジネスなどの保存量と、粒子間に見られる 対称性を手掛かりにして整理していきます。その代表が1961年に提唱した「八道説(Eightfold Way)」です。これはハドロンをSU(3)の対称性 によって分類する考え方であり、単なる粒子の一覧表ではありません。複数の粒子が ばらばらに存在しているように見えても、その背後には数学的な構造があると考えたわけです。そして1964年には、ゲルマンはジョージ・ツワイクとは独立にクォーク模型を提案しました。 陽子や中性子などのハドロンを、さらに基本的な構成要素から理解しようとする発想です。 後の高エネルギー散乱実験によって、陽子・中性子の内部に点状の構造が存在する ことが示され、クォークという考え方は素粒子論の中心的な概念へと発展していきました。 坂田昌一の坂田模型から西島和彦のストレンジネス、そしてゲルマンの八道説とクォーク模型へ。 この流れを見ると、日本の素粒子論と世界の素粒子論がどこかでつながっていることも分かります。ゲルマンの研究の面白さは、目に見える粒子を一つずつ説明するのではなく、 「なぜこのような粒子の集団が存在するのか」という構造そのものを考えたところにあります。 対称性と保存量を使って複雑な現象を整理し、その背後により基本的な構成要素を想定する。 この考え方は、現代の素粒子物理学を理解するうえでも重要です。そんなゲルマンには、カリフォルニア工科大学で研究生活を共にしたR・P・ファインマンという、 非常に個性的な論敵がいました。二人は互いの研究を高く評価しながらも、 次第に考え方や研究姿勢の違いが目立つようになったようです。あくまで伝えられている話ですが、二人の論争には名前の綴りをめぐる有名な 逸話もあります。ゲルマンの姓にあるハイフンを外して「Gellmann」にしてやる、 逆にファインマンの名前を「Feyn-Man」にしてやる、といった具合です。「貴様の名前のハイフンを消してやる」といった発想で相手に返すあたり、 現在から見ると子供じみた喧嘩にも見えます。しかし、互いに強烈な 個性を持った天才同士だったからこそ、こうした逸話も残ったのでしょう。それでも、二人が残した仕事は極めて大きなものです。ファインマンが 量子電磁力学などで物理学の計算方法を大きく変えた一方、 ゲルマンは粒子の分類と対称性からクォークへと進み、素粒子の「構造」を捉える道筋を示しました。ゲルマンとファイン・マンはそれぞれに素晴らしい業績を残したのです。関連する物理学者(前後の流れ)◀ 前の人物:西島和彦▶ 次の人物:南部陽一郎この分野の物理学者(素粒子論・対称性・クォーク)坂田昌一 ― 坂田模型西島和彦 ― ストレンジネスマレー・ゲルマン ― 八道説・クォーク南部陽一郎 ― 自発的対称性の破れ・量子色力学R・P・ファインマン ― 量子電磁力学さらに時代の流れから物理学者を探す場合は、 20世紀生まれの物理学者、 時代別の物理学者 も参照できます。 【スポンサーリンク】〆以上、間違い・ご意見は 以下アドレスまでお願いします。 最近全て返事が出来ていませんが 全て読んでいます。 適時、改定をします。nowkouji226@gmail.com2020/11/05_初稿投稿 2026/10/14_改定投稿舞台別のご紹介へ 時代別(順)のご紹介 アメリカ関連のご紹介へ イェール大学関連のご紹介へ 纏めサイトTOPへ 電磁気関係へ 量子力学関係へAIによる考察(参考)【このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています】(2021年11月時点での対応英訳)Germanic born in New YorkGerman is a theorist born in New York, USA.He has received the Nobel Prize in the world of particle physics.Originally the name of German is written as Gell-Man,[I write Gell-Mann, but]In this paper, it is German.It’s easy to write and easy to read.German received a bachelor’s degree from Yale University and a PhD from MIT. He then continues his research at Princeton Institute for Advanced Study, Columbia University, University of Chicago, and California Institute of Technology. He is also one of the founders of the Santa Fe Institute. Quark’s proposal was a big part of his German research achievements. After the development of the accelerator, various particles are discovered one after another without being organized, and problems are accumulated while the unsolved parts of their relationships and properties remain. Can we say that quarks are the means to organize and understand them? In German’s understanding system, symmetry is used, and elementary particles are understood by concepts such as strangeness and color. I think he is an orderly and profound theory.Germanic and FeynmanNow, as German’s achievements, we have taken up the aspect of the classification of elementary particles, but I think the true value of German’s research is the research on particle reactions. Relatedly, there was an opponent named R.P. Feynman. It’s just been told, but the Germanic and Fineman controversy seems like a quarrel between children. Furious Fine Man said, “I’ll erase the haiphong from your name spelling!” [Gell-Mann will be changed to Gellmann! When yelling, “German will write your name with a haiphong!” [Feynman will be changed to Feyn-Man! It seems that it was like saying back. Is it an American feeling? Is it the momentum of the Western drama? I thought it might be understandable, but it was insulting each other’s loved ones. The idea of instantly polluting the ancestors was probably a quarrel between smart geniuses. Think about how to give more effective humiliation. .. .. No, I’m still angry It may have been a childish quarrel. 😉Such Germanic and Fine Man Each has made great achievements.Follow me!関連FacebookXBlueskythreadsHatenaCopy投稿ナビゲーション前の投稿: ブレーズ・パスカル【「人間は考える葦である」|圧力の定量化】-10/24改訂次の投稿: S・W・ホーキング【筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患いながらも星の進化を研究】‐10/14改訂 コメントを残す コメントをキャンセルコメントを投稿するにはログインしてください。